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血中黄体ホルモン値が低い女性はホルモン補充療法によって凍結融解胚移植結果が改善する

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血中黄体ホルモン値が低い女性はホルモン補充療法によって凍結融解胚移植結果が改善する

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ホルモン補充療法による効果
3月4日、デクセウス大学病院(スペイン)の研究チームは、「Human Reproduction」にて、凍結融解胚移植の実施前に血中黄体ホルモン(P4)値が低い場合、前回の凍結融解胚移植日から次の胚移植タイミングまで、毎日、黄体ホルモンを補充することにより、妊娠結果は改善すると発表した。

血中黄体ホルモン値
胚移植のタイミングと血中黄体ホルモン値の関係性
凍結融解胚移植を成功させるうえで、子宮内膜の着床環境が重要になる。特に、胚移植のタイミングと血中黄体ホルモン値には関連性があり、子宮内膜は血中黄体ホルモン値を上昇させ、着床に備える。

凍結融解胚移植に適した黄体ホルモン値は10.6ng/ml以上といわれ、10.6ng/ml未満は低いとみなされる。胚移植時に血中黄体ホルモン値が低い場合、胚は子宮内膜に着床できない。

血中黄体ホルモン値が低い女性に対するホルモン補充療法と凍結融解胚移植結果
研究チームは、2018年11月から2020年1月の期間、血中黄体ホルモン値が低い女性453人(凍結融解胚移植574サイクル)に対して、前回の胚移植日から次の凍結融解胚移植まで、毎日、皮下注射にて黄体ホルモンを投与し、効果を検証した。

被験者には、凍結融解胚移植に際して、受精卵着床前検査(PGT‐A)を実施した。348サイクル(正倍数342サイクル)は、胚移植前の血中黄体ホルモンは適した値であった。一方、226サイクル(正倍数220サイクル)は、胚移植を行うには血中黄体ホルモン値が低かった。

血中黄体ホルモン値が低い女性に対して、子宮内膜環境を着床に備えさせるため、標準的なホルモン補充療法(HRT)を毎日行ったところ、凍結融解胚移植の結果に改善が認められた。研究チームは、凍結融解胚移植に際して血中黄体ホルモン値が低い場合、ホルモン補充療法は効果があると結論付ける。

(画像はHuman Reproductionより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/


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