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妊娠中の魚摂取量は子供の心疾患リスクに影響を与えない

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妊娠中の魚摂取量は子供の心疾患リスクに影響を与えない

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妊娠中の魚摂取による影響
3月27日、スペインの研究チームは、「Nutrients」にて、妊娠中の魚摂取と子供の心臓血管の健康に関連性はないと示唆した。

魚
妊娠中の魚摂取と子供の心臓血管の健康における関係性
妊娠中の栄養は、胎児の健やかな成長にとって非常に重要であり、なかでも、母親が食事から摂取するオメガ3脂肪酸は胎児の成長に大きな影響を与える。

なお、オメガ3脂肪酸は脂肪が多い魚に含まれ、オメガ3脂肪酸の摂取量と成人の心疾患リスクにおいて関連性が認められる。

そこで今回、研究チームは、「Infancia y Medio Ambiente(INMA)」の一環として、母親657人(妊娠から出産まで)、その子供(出生から11、12歳まで)を対象にコホート研究を行い、妊娠中の魚摂取と子供の心臓血管の健康における関係性を検証した。

母親の妊娠初期および後期の食事内容、子供が11歳時点での心疾患リスク(動脈硬化、網膜微小循環障害など)を評価したところ、妊娠初期にツナ缶の摂取量が多かった場合、僅かではあるものの、子供の心疾患リスクが低下することが認められた。

しかしながら、妊娠中に魚摂取量が多かった母親の子供、魚摂取量が少なかった母親の子供において、統計的に有意な差は確認されなかった。これより、妊娠中の魚摂取と子供の心臓血管の健康に関連性はないといえる。

(画像はMDPIより)


外部リンク

MDPI
https://www.mdpi.com/2072-6643/16/7/974


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