Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

体外受精における低体重児の要因が解明される?

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























体外受精における低体重児の要因が解明される?

このエントリーをはてなブックマークに追加
体外受精における低体重児の要因
ウェイルコーネル医科大学の研究チームは、「Human Reproduction」にて、新鮮胚移植において、超生理学的濃度のエストラジオールが低体重児の独立予測因子に成り得ると発表した。

エストラジオールの血中濃度が2500pg/ml(ピコグラム・パー・ミリリットル)を越える場合、胎児は低体重になる確率が高まるという。

低体重児
エストラジオールとは
女性ホルモンには2種類あり、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)に区分される。

エストラジオールは、エストロゲンの主要構成要素である。最も強い生理活性をもち、分泌が盛んなホルモンといわれる。

エストラジオールと低体重児の因果関係
現状、体外受精における低体重児の要因は解明されていない。

先行研究では、排卵誘発剤による卵巣刺激にてエストラジオールが過剰に分泌した場合、胎児が低体重になる可能性が高まると提言している。

エストラジオール過剰により盤機能不全が引き起こされ、低体重児のリスクが増えるという。

臨床試験と展望
臨床試験は、2005年から2014年に掛けて、新鮮胚移植による体外受精を受けた女性を対象に実施された。女性6419人が妊娠・出産に至った。(単胎妊娠4071人、多胎妊娠2348人)

臨床試験より、在胎期間と低体重児の発生割合は、体外受精の卵巣刺激にて分泌されたエストラジオール量に影響を受けると判明した。

エストラジオール量が2001~2500pg/mlにおける低体重児の発生割合は6.4%、3501~4000pg/mlでは20.7%であった。また、エストラジオール量が2500pg/mlを上回る場合、低体重児の発生割合は6.1倍から7.9倍に増えたという。

研究チームは、エストラジオール量と低体重児には因果関係が成立すると報告し、体外受精の卵巣刺激にてエストラジオール量を抑制する重要性を強調している。

(画像はPixabayより)


外部リンク

Human Reproduction
https://academic.oup.com/

Amazon.co.jp : 低体重児 に関連する商品
  • 体外受精サイクルにおいてレスキューICSIは効果があるのだろうか?(5月15日)
  • 新たなスクリーニングモデルによって子癇前症の予測精度が高まる(5月13日)
  • 父親の腸内細菌叢が子供の健康に影響を与える(5月8日)
  • 特定の染色体変異が流産に関与する(5月6日)
  • 凍結融解胚移植においてジドロゲステロンを用いたホルモン補充療法は効果がある(5月3日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ