Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

母親の糖尿病が胎児の心臓に悪影響を及ぼす

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























母親の糖尿病が胎児の心臓に悪影響を及ぼす

このエントリーをはてなブックマークに追加
母親の糖尿病が与える影響
米オハイオ州にある小児病院「Nationwide Children’s Hospital」の循環器病研究センターは、「Birth Defects Research」にて、母親の糖尿病により、子供の先天性心疾患リスクが高まると発表した。

糖尿病
先天性心疾患とは
先天性心疾患は最も多い先天性異常であり、遺伝的・非遺伝的要因、環境的要因が複雑に関係する。

環境要因として、母体の高血圧が挙げられる。母親の糖尿病は、胎児の心臓の発達に対して、遺伝的・環境的な影響を与える。

Vidu Garg医師は、疫学分野の先行研究により、母親の糖尿病、妊娠糖尿病と胎児の先天性心疾患において、因果関係が立証されていると説明する。

例えば、糖尿病1型の母親から誕生した子供は、心内膜床欠損症・房室中隔欠損症といった心臓の心室・心房における先天性異常リスクが高い。母親が糖尿病2型では、心室流出路狭窄など心室流出路の閉塞・狭窄リスクが増す。

母親の血糖値と先天性心疾患
母親の糖尿病が胎児に与える影響程度は、在胎期間(妊娠期間)に左右される。

妊娠前から糖尿病であった、あるいは妊娠初期に妊娠糖尿病を発症した場合、胎児の心臓・大血管・神経管において、糖尿病による奇形・異常が発生する確率が高まる。妊娠中期以降に糖尿病の症状が進行した場合、胎児の巨大児、心筋症など周産期合併症が増加する。

博士は、母親の血糖値における変化が、胎児に先天性心疾患を引き起こす要因になると述べる。母親の血糖値における変化と遺伝子・環境的要因には関係性があり、胎児の心臓にて、特定のエピジェネティックなプロセスが調節不全となる。

それゆえ、母親の糖尿病により、胎児の遺伝子発現が大きく変化すると推測する。

(画像はPixabayより)


外部リンク

NEWS MEDICAL
https://www.news-medical.net/

Science Daily
https://www.sciencedaily.com/

Wiley Online Library
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/bdr2.1435

Amazon.co.jp : 糖尿病 に関連する商品
  • 多嚢胞性卵巣症候群は精神状態や腸内細菌叢に影響を及ぼす(4月23日)
  • トリガー日のエストラジオールは新鮮胚移植の結果に対して劇的な影響を与えることはない(4月23日)
  • 母親の糖尿病は子供の注意欠如多動症リスクに影響を与える(4月15日)
  • トリガーの日の血清プロゲステロン濃度が凍結融解胚移植の出生率に影響を与える(4月12日)
  • 腎機能低下は男性不妊リスクを高める要因になる(4月8日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ