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抗ミュラー管ホルモンにより胎児のPCOS潜在的発症リスクが高まる

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抗ミュラー管ホルモンにより胎児のPCOS潜在的発症リスクが高まる

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胎児における多嚢胞性卵巣症候群の発症リスク増加
リール大学などフランスの研究チームは、「Nature Medicine」にて、胎児が母親の胎内にて過剰な抗ミュラー管ホルモン(AMH)にさらされた場合、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を発症する潜在的リスクが高まると発表した。

今回、初めて、PCOSが母から子へ、世代をこえて遺伝的に引き継がれると立証された。PCOSでは、黄体形成ホルモン量の増加により性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌異常が生じ、子宮内の抗ミュラー管ホルモン量が過剰となる。

PCOS
抗ミュラー管ホルモン量と多嚢胞性卵巣症候群における関係性
研究チームは、マウスを用いた動物モデル実験を行い、妊娠期の抗ミュラー管ホルモン量と胎児(女児)のPCOS発症リスクの関係性を検証した。

母マウスがPCOSである場合、抗ミュラー管ホルモン量が過剰分泌され、子マウス(雌)にPCOSの症状が認められた。過剰な抗ミュラー管ホルモンに曝露されることにより、子マウスの脳細胞は刺激され、必要量以上のテストステロンが分泌され、PCOSを引き起こすという。

また、妊娠期のマウスに多量の抗ミュラー管ホルモンを投与したところ、PCOSの症状が悪化した。

研究チームは、今回の研究を通して、母親がPCOSである場合、子宮内の抗ミュラー管ホルモン量が過剰増加し、胎児(女児)の潜在的に神経内分泌機能障害、PCOS発症リスクが高まると結論付けている。

(画像はPixabayより)


外部リンク

Nature Medicine
https://www.nature.com/articles/s41591-018-0035-5

UPI
https://www.upi.com/


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