体外受精と倍地による影響8月24日、「Human Reproduction」にて、体外受精に用いる倍地(培養対象に生育環境を提供する培養液)が、体外受精の結果、胎児の健康に影響を与えるという論文が掲載された。
倍地の種類によって、胚(受精卵)の数、子宮への着床率や妊娠率、出…
2016-09-02 09:00
体外受精に代わる不妊治療ニューサウスウェールズ大学やアデレード大学(共にオーストラリア)、ブリュッセル自由大学(ベルギー)による研究プロジェクトは、体外成熟培養において「Cumulin」と呼ばれる新たな成長因子を開発した。
プロジェクトリーダーであるロバート・…
2016-08-29 03:00
特定遺伝子の保有者とタバコの煙ルイビル大学(アメリカ・ケンタッキー州)は、NAT2遺伝子が低代謝型の女性は、喫煙や間接喫煙により生殖機能に影響を受けやすいと発表した。
NAT2遺伝子には、タバコの煙など有害物質を分解する働きがある。NAT2遺伝子が低代謝型の場…
2016-08-20 05:00
卵巣の損傷と生殖能力の低下ノースウェスタン大学ファインバーグ医学校は、加齢に伴う女性の生殖能力低下は、卵巣の損傷や炎症により生じると発表した。
研究により、卵巣の環境は老化し、加齢は卵子の質に影響を与えると立証された。
加齢による卵巣機能の低下…
2016-08-15 20:00
体外受精の失敗後、3人に1人が自然妊娠最新の研究により、体外受精にて妊娠に至らなかった女性が、その後に自然妊娠する可能性は高いと証明された。
しかしながら、専門家らは、長年にわたる不妊の末に、自然妊娠するメカニズムは説明できないとしている。
6年間…
2016-08-03 00:00
体外受精で多発性硬化症再発の可能性6月13日付、米医療系情報サイトbabycenterによると、多発性硬化症を患っている女性が体外受精の治療を受けると、多発性硬化症を再発する可能性が高くなるという調査結果が、フランス国立医学研究所より発表された。
画像提供:FOT…
2016-07-27 07:00
ヒトヘルペスウイルスと原因不明の不妊症フェラーラ大学(イタリア)の研究チームは、ヒトヘルペスウイルス(HHV)の一種が子宮内膜に対して影響を与え、原因不明の不妊症を生じさせる可能性があると発見した。
女性不妊において、約25%は原因が不明である。原因不明の…
2016-07-14 20:00
不妊治療とカエルの生態リーズ大学(イギリス)の研究チームは、イースタンウッドフロッグ(アメリカアカガエル)の生態メカニズムが体外受精における凍結技術に活かせると発表した。
イースタンウッドフロッグは、極端に低い気温下でも健康的な影響もなく、生き抜くこ…
2016-05-29 06:30
綿下着と女性不妊最新の研究より、綿下着の生地に使用される化学製品が不妊や乳癌の要因に成り得ると判明した。
これまで、綿下着は健康に良いと考えられてきたが、綿生地の織過程や下着の縫製過程にて使用される化学製品「ノニルフェノールエトキシレート(NPEs)」…
2016-05-17 20:00
イリエワニの精子により男性不妊の原因解明へクイーンズランド大学農学部(オーストラリア)とニューカッスル大学(オーストラリア)のステファン・ジョンストン(Stephen Johnston)助教授は、イリエワニの精子分析により男性不妊の原因が解明できる可能性があると発表した…
2016-05-11 23:00