「男は大丈夫」は間違いの可能性あり
「卵子は生まれたときから数が決まっているけれど、精子は毎日作られるから老化は関係ない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、2012年8月23日付けの「nature」では、父親が高齢になればなるほど、染色体を構成するDNA配列の変異が起きやすくなり、自閉症や統合失調症が増えるという研究報告がされています。
精子も加齢と無関係とは言い切れないこの研究結果ですが、もちろん高齢での子作りがマイナスだけではありません。
(image by
JaredZammit's photostream)
高齢パパの精子は子孫が長生きできる可能性あり
海外では、別の研究報告もあります。それは、高齢パパの精子の場合、細胞の寿命に関わる部分が長いため、長生きできる可能性があるというもの。
また、別の研究では、40歳以上で自然妊娠した母親は長生きする確率が高いとの報告もあるそうです。
高齢での子作りについては、良い面・悪い面があり、悩んでしまいますね。パートナーと人生設計をよく話し合うことが大切ですね。

nature (23 August 2012)
The rate of human mutation
http://www.nature.com/nature/journalヨミドクター
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=67408