中枢神経や背骨の病気予防に効果
11月2日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、専門家らの調査により、
妊娠中に、葉酸の摂取と同時にビタミンB12サプリメントを摂取すると、脊椎披裂(せきついひれつ)といった中枢神経系統や背骨に関する出生異常を予防する効果があることが分かった。
脊椎披裂とは?
背骨が胎内(たいない)で発生する途中で、背中の中央の脊椎弓(せきついきゅう)のくっつきが不完全だったために、左右に分裂している病気。生まれたときに、背中の中央に、こぶか、へこみがみられる。運動障がいや排尿、排便の障がいをともない、多くは水頭症(すいとうしょう)を合併する。
1日400mgの葉酸+2.5mcgのビタミンB12で予防を!
従来、妊活中の女性や、妊娠12週目までの女性には、
1日に400mgの葉酸の摂取が、専門家らにより推奨されている。しかし、脊椎披裂や水頭症の患者と、その家族らを支援する、ヨーロッパ最大の支援団体、the charity Shineは、葉酸だけでなく、
同時に、2.5mcgのビタミンB12も摂取するよう提起している。
ビタミンB12の多い食品
(単位:mcg)
しじみ 62.4
あかがい 59.2
すじこ 53.9
牛肉(レバー) 52.8
あさり 52.4
ほっき貝 47.5
いくら 47.3
鶏肉(レバー) 44.4
あんこうのきも 39.1
味付けのり 58.1
野菜だけでなく、魚介類を一緒に食べることにより、子どもの健康に相乗効果があるようです。適正量を摂取して、万事に備えましょう。
(渡邉充代)

Medindia
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