妊娠成功率と出生率、おおむね同じ
10月19日付、米医療系情報サイトBabyCenterによると、米不妊治療専門医らの調査により、
凍結した卵子を使用しての体外受精は、凍結していない卵子を使用しての体外受精と比べて、妊娠成功率、出生率ともに、おおむね同じ確率であることが判明した。
(この写真はイメージです)
卵子凍結とは?
体外受精のために採卵した際に、夫の精子が採取できなかった場合など、卵子を無駄にしないために保存する方法。最近は、年齢が若いうちに自分の卵子を採取・保存し、将来の妊娠に備えるための技術として注目を集めている。
さらなる追跡と分析が必要
一方で、今回の調査対象となった、凍結卵子により出生した1,000人の子ども達における出生異常の確率は、明らかでない。理由は、卵子凍結の技術が導入されてからの年数が浅く、卵子凍結の技術を使用して生まれた子どもの数が、まだ少ないからだ。
今後の調査に期待
実際には、がんなどによる化学療法のためや、精子数が十分に確保できなかった場合、また、将来における妊娠の可能性を考えて、卵子を凍結する人は増えている。妊活カップルにとっては、生殖力が等しいというニュースは、朗報といえる。(渡邉充代)

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