不妊と夫婦仲
現在、日本の夫婦の約8組に1組は不妊に悩んでいるという。避妊をせずに夫婦生活を送っていて、2年間子どもが出来なければ不妊と認定され、35歳前後で治療を始める人が多い。
そして、一般的に最初に行うのが、“タイミング法”。これは、医師に排卵日を教えてもらい、その日に合わせてセックスをし、自然妊娠を目指すというもの。
非常に当たり前の手法に思えるが、実はこれが結構なくせ者。「排卵日だからセックスしよう」と言われると、嫌な気持ちになる男性がほとんどだからだ。「俺は種馬じゃない」「子どもを作るためだけにセックスをするのは空しい」など、様々な意見がある。
しかし、子どもを作るのは夫婦の共同作業。世の奥様方は、そんな旦那の気持ちを逆なですることなく誘うために、策を練っているようだ。
軋轢を生まない誘い方とは?
例えば、排卵日付近なのに旦那は残業続きで夜はすぐ寝てしまう。だったら早起きして朝しよう!と言ったところ、旦那がドン引き。大喧嘩になってしまったなんて話もある。
排卵日かどうかなどは一切言わず、「したいな」と誘うという女性も。確かに男性から見れば、この方が素直にセックス出来るかも知れない。
女性としては、「このチャンスを逃したくない!」という気持ちが強いのは分かる。しかし、それで夫婦仲が悪くなっては元も子もない。ある程度のムード作りも必要なのかも知れない。

日刊SPA
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