iPS細胞研究の原点を知る
株式会社学研メディカル秀潤社は山中伸弥博士のノーベル賞受賞を記念して、自社のホームページに博士の論文解説記事を無料配信、月刊『細胞工学』12月号にも再掲載予定だ。この記事は、2006年博士がiPS細胞を作ることに成功した際に発表した論文のショートレビューだ。
iPS細胞とは、人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう)を意味し、身体の神経や筋肉など様々な組織を構成している細胞になる可能性のある細胞のこと。iPS細胞の研究により失われた組織や細胞の機能を回復する再生医療や、アルツハイマー病などの原因解明、創薬への利用につながることから、世界中の注目が集まっている。
すでに京都大大学院斎藤通紀(みちのり)教授らの研究グループはiPS細胞から、卵子を作製、精子と体外受精させ、マウスを誕生させている。iPS細胞は皮膚からでも作ることが可能、これを応用すれば、様々な細胞から卵子や精子が作れる可能性がある。倫理的な課題はあるものの、不妊に悩む男性、女性両方にとって、今一番の期待の細胞といえるだろう。
研究所への寄付金2000万まであとわずか
山中博士はiPS細胞の研究に力を注ぐため、一般財団法人「JustGiving Japan」 インターネット上での募金活動を活用し、寄付を呼びかけている。10月26日(金)現在約1963万円超の寄付金が集まった。
iPS細胞( Induced pluripotent stem cells)のiは、携帯音楽プレーヤー「iPod」のように普及して欲しいとの博士の願いが込められている。 iPS細胞に託された皆の願いが叶うように。

ノーベル賞受賞を記念して『細胞工学』記事を無料配信!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/学研メディカル秀潤社
http://gakken-mesh.jp/journal/saibo/祝!京都大学山中教授、ノーベル賞受賞!
http://www.news2u.net/releases/104215ノーベル賞受賞!応援ありがとうございます!
http://justgiving.jp/c/7882