相対的妊娠成功率20%アップ
EmbryoScope(登録商標)Time-lapse System(エンブリオスコー微速撮影システム)を使用して培養、選択する治療を受けた胎芽で体外受精を行った場合、対的妊娠成功率が最大20%上昇するという論文が発表された。
この論文は、科学ジャーナル「Fertility & Sterility(生殖と不妊)」で公表された。論文の主な執筆者であるメセグエル博士は、ここまで著しい向上は15年以上見たことがなく、今後更なる発展が期待出来ると話している。
EmbryoScope(登録商標)Time-lapse Systemとは
EmbryoScope(登録商標)Time-lapse Systemはエンブリオロジスト(胚培養士)が最先端のインキュベーター(孵卵器)を最高の状態に維持しながら胚の発達の様々な特性を動画でモニタリングが出来るというもの。このシステムは、29カ国以上のクリニックで実際に利用されている。
今回の実験で、世界最大の不妊クリニックの一つであるEquipo IVIは、2年間に亘り、7000人以上の不妊症患者の治療過程を、EmbryoScope(登録商標)Time-lapse Systemを使い、胚芽が実際に着床し妊娠するまでの微速度撮影した。
そして、EmbryoScope(登録商標)Time-lapse Systemを使用することで、妊娠成功率が大幅に向上することが判明したのだ。
いまや日本の6組に1組のカップルが不妊を抱えているといわれる。不妊治療の成功率がアップすることは、非常に喜ばしいことだ。日本でも、この治療法が早く定着することを願う。

共同通信PRwire
http://www.the-miyanichi.co.jp/prwire/Unisense FertiliTech A/S
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