流産率6倍!妊娠中の仰向け寝
10月12日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、オーストラリアの研究者らが、5年にも渡り調査した結果、
妊娠中に仰向けに寝ると、流産率が6倍に跳ね上がることが判明した。
右側を下にして寝るのも要注意!
シドニー・プリンス・アルフレッド病院の調査主任、Adrienne Gordon氏らは、オーストラリアにある8つの病院と連携を図り、295人の妊婦の、就寝時の姿勢と死産・流産の関係について調査。
寝る姿勢の違いにより、死産・流産率が大きく左右されるという、驚きの結果が出た。この結果を受けて、氏らは、
仰向けだけでなく、右側を下にして寝る姿勢についても、注意を促している。
なぜ仰向け寝と右下寝はNGなのか?
氏らは、説明する。
仰向けもしくは、右側を下にして寝ることにより、足から心臓へ向かって流れる静脈の血の流れる量が減ると考えられる。つまり、その血量の減少が、胎児のいる子宮にまで及び、結果、死産や流産といった結果につながったのではないか。
他国でも同様の結果
同様の研究が、2011年に、ニュージーランドのオークランド大学でも実施されている。この際は、仰向け、もしくは
右側を下にして寝る妊婦は、左側を下にして寝る妊婦と比較して、流産率が2倍という結果が出ている。
あまり神経質にならないで!
氏らは、あまり神経質にならないでと喚起する。というのも、夜寝る際に、4分の3の妊婦は、左側を下にして寝るという統計があるからだ。
研究者らが言うように、あまり神経質になりすぎず、少し心がける程度で、気持ちよく寝ていただきたい。(渡邉充代)

Medindia
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