子どもがいなかった歴史上のあの人、もしかしたら原因は…
パートナーとの間に子どもが授からないことに心を痛めている男性もたくさんいます。例えば、イギリスのヘンリー7世国王。当時はとにかく、王位継承者をという風潮が強く、王様はアン女王との間に子どもを授からなかったために、キャサリン女王を更に妻に迎えたとされています。
しかしながら、ヘンリー7世国王は、ウエストが52インチと肥満体型だったという記録があります。このコラムでは、もしかしたら不妊の原因は肥満であったかも知れないとほのめかしています。
男性は男性不妊の原因を知らない人も多い
不妊治療に40年以上携わってきた、カナダのユップ博士は、このように、男性は不妊の原因が自分にある可能性を見落としがちであるとしています。実際の不妊の原因が、男性側にあることは不妊カップルの4割以上で見られるとされています。
例えば、精巣付近の静脈瘤では、その部分の血液の量が増えるために温度が上がることで、精子の活動性が下がってしまうこともあります。
精巣の温度が上がるという点から見ると、通気性の乏しいスパンデックスのサイクリングパンツを着用して、サイクリングをすることも、同じような影響を及ぼすとされています。
そして、こういった知識を持っている男性は、まだまだ少ないそうです。
男性向け妊活情報もまだまだ不足
逆に妊娠の可能性を上げる情報も、把握している男性が少ないという事実もあります。
例えば、ビタミンC、E、コエンザイム、リコピン、マグネシウム、亜鉛などといった栄養価は、不妊に悩む男性に是非お勧めしたいものですが、妊活に効く食べ物も多くの場合女性側から報じられています。
また、喫煙習慣も男性の不妊の原因になりますが、たばこは肺がんや心臓病という観点から、健康に害があるとしての認識度の方が高いでしょう。
男性が不妊の原因を知ったり、妊活に効果的な生活習慣を取り入れることで、状況が改善されるチャンスも増えるでしょう。不妊に悩んでるカップルは、男性が男性不妊についてどの程度理解して知識を持っているか、見直してみるのも有効ではないでしょうか。

Straight.com ; Men need more than a fertile imagination to procreate
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