医療ツーリズムって何?
外国の患者を日本の病院に呼び込むことで、医療機関、旅行会社双方が利益を上げようという取り組みが“医療ツーリズム”。
今、日本人の間では医療にかけるお金が縮小傾向にあり、また東日本大震災などの影響から、旅行関係の会社も大打撃を受けている。そんな中、医療ツーリズムは非常に画期的な計画だ。
ある旅行社では3年前に比べ治療や検査など、医療目的の外国人旅行者は3倍に増え、これを専門に扱う会社も現れている。また、JTBグループと徳洲会グループが提携し、専門の部署も設けた。来年度には、1,000人の利用者が来ると見込んでいる。
世界一の不妊治療?
外国人患者が日本の病院で受けるのは、がん検査と不妊治療が主だという。
不妊治療に関して言えば、実は日本は不妊治療専門のクリニックが世界で1番多く、体外受精の実施数も同じく世界一だという。
これほどまでに不妊治療が進んでいる理由のひとつとして、女性の社会進出がかなりのスピードで進む一方で、子育てと仕事の両立を実現する体制が整っていないことが挙げられる。
“不妊治療世界一”の国で治療を受けられるのは、ある意味ラッキーなのかも知れない。

Sankei Biz
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