過度な脂肪は精子に影響を及ぼす
米ダートマス医科大学産科婦人科のJill A. Attaman准教授らの調査により、
男性の精子の質は、その食事における脂肪の量や種類に、影響を受けやすいということが判明した。脂肪摂取量が高いほど、精子数と濃度が低下
Attaman准教授らは、男性99人(白人89%、平均年齢36.4歳)を対象に、その食事と精液中の脂肪酸の濃度の関係を調査。
その結果、食事における脂肪摂取量が、最も多かったグループの男性らは、最も少なかったグループの男性らと比べて、総精子数が
43%、精子濃度が
38%も低下していることが判明した。
さらに、最近注目されている不飽和脂肪酸(ω3脂肪酸(オメガ))の摂取量で比較すると、最も多いグループは最も少ないグループと比較すると精子の正常形態率がやや高いという結果が出た。
適切な脂肪を摂取することで、あなたの妊活ライフの成功率UPにつなげましょう。(渡邉充代)

Dietary fat and semen quality among men attending a fertility clinic
http://humrep.oxfordjournals.org/content/27/5/1466.abstractあなたの健康百科
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