ミントとイチゴはダメ、グレープフルーツとローズマリーはOK
イギリスのカップルを対象とした調査で、今でも妊娠に関する言い伝えや迷信を信じている人が多いとの結果が出ました。イギリスにはどんな迷信があるのでしょう?
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有名どころでは、グレープフルーツジュースを飲むこと、咳止めを飲むこと、ローズマリーを植えることなどがあります。ミントとイチコは避けた方が良いし、ヤム(イモ)を食べると双子に恵まれるというのもあります。
妊娠中にネズミを見ると、痣のある子が産まれるというのも古くから言われています。また、誰かに銀製品を贈った女性は妊娠するとも言います。
中には、ボクサーショーツは精巣に熱がこもらないため、不妊の防止になるという、若干科学的な知識を挙げた人もいました。
1000組のカップル、正しい妊活の知識を持っている人たちは少ない
こうしたリサーチは、イギリスの家族計画協会が1000組のカップルを対象に、妊活にはどういったことが効果があると考えているかについての調査を行ったものです。
この調査で明らかになったのは、迷信だけではありません。イギリスの多くのカップルが、妊娠の科学的なメカニズムについての知識があまりなく、妊娠するのはひとえに運によると思われているのです。
迷信だけでなく、妊娠のメカニズムを理解して
イギリス家族計画協会では、迷信などに頼るだけではなく、きちんとした妊娠の知識を身につけられるような普及活動に取り組んでいます。例えば、葉酸を摂る方がグレープフルーツや咳止めよりも妊活に効くことは、遙かに科学的に証明されています。
日本でもおばあちゃんの知恵のような、妊娠にまつわる言い伝えも多く見られます。昔の人の教えに従うことも大切ですが、まずは妊活の正しい知識を持つことが第一歩と言えそうです。

Daily Mail ; Grapefruit juice helps you get pregnant and eating yams leads to twins': The old wives' tales couples still believe
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2205506/Family Planning Association
http://www.fpa.org.uk/