栄養素コリンを摂取して、ストレスに強い子どもを
9月24日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、研究者らの調査により、
妊娠中に卵や肉に多く含まれる栄養素コリンを摂取することで、その後生まれた子どもが、ストレスに関連した病気を患ったり、精神障害や高血圧症を患うのを予防する効果があることが判明した。
コリン摂取量が高いほど見られるエピジェネティック変異
米コーネル大学とロチェスター大学医療センターの栄養科学者らと産婦人科医らの報告によると、妊娠中に通常より多い量のコリンを摂取したグループの方が、後天的な遺伝子変異(エピジェネティック変異)が子どもに見られた。
エピジェネティック変異とは?
このエピジェネティック変異は、DNA配列の変化に関係なく遺伝子の発現を変化させたり、抑えたりすることができる。と同時に、DNA配列自体に変異は起こらないと考えられている。このより安定したエピジェネティック変異により、ストレスを蓄積しにくい体質が、子どもの体内にできると考えられる。

Medindia
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