フェイクタン、実は危険?
ローションやスプレーなどのフェイクタン製品を使っている女性では、不妊や障害を持った子どもが産まれるリスクが高まるのではないかと指摘する声があがっていることが、海外サイトUpdated Newsに掲載されました。
イギリスでは2010年のフェイクタン製品の売り上げは10億ポンドにも及んでいます。男性の10人に1人、女性の4人に一人が使っている人気商品となっています。
様々な化学物質によるカクテルエフェクトが心配
日光の元で日焼けするのとあまり変わりがないように感じるものですが、実はそうではなかったのです。がんにかかるリスクもあるのではと言われていますが、もちろん、フェイクタン製品を販売している化粧品会社では、この指摘に反論しています。
現状では、実際に、これらの製品と健康問題について明らかにした学術研究はありませんが、その構成成分などから専門家は警鐘を鳴らしています。
フェイクタン製品の主な成分は、ジヒドロキシアセトンという物質で、アミノ酸と反応して皮膚の色を褐色に変化させます。この仕組みには、様々な化学物質が組み合わされており、一つ一つの危険度は低くても、複合反応でリスクが高まる「カクテルエフェクト」であるとされています。
このラインの製品には、妊活の大敵であるホルモンの働きを妨げる物質が入っていることもあるそうなのです。また、ホルムアルデヒドやニトロソアミン系の物質は、皮膚の不快感やアレルギー、糖尿病、肥満、そして不妊といった障害を招くとも言われているのです。
全身につけることや、意識せずに吸入してしまうことも心配の元
さらに、つける範囲も化粧品のように顔だけでなく、全身の広い範囲に及ぶので、影響も大きいのではないかと心配されています。
スプレー剤の場合は、知らない間に吸い込んでいることも考えられます。この場合は、喘息症状など、呼吸器に関する病気にかかるリスクが高まります。
決定的に危険であるといわれているわけではありませんが、妊活中は、ブロンズ肌はお預けにした方が良さそうです。

Updated News ; Fake Tan Can Cause Fertility Problems
http://updatednews.ca/2012/07/23/fake-tan-can-cause-fertility-problems/