鯉に含まれる水銀にご注意
7月9日付、アメリカで、妊娠に関わる情報提供や各種の相談に応えながら妊婦を支援をするサイトPregnancy Safety Informationによると、鯉に含まれる水銀含有量の懸念から、妊娠中の鯉の食べすぎには注意をした方がよいと伝えている。
画像提供:SC SUGAR CLIP
アジアにおける妊婦が鯉を食べる風習
韓国や日本では、魚の鯉(コイ)は妊娠中に食べると、胎児の発育や産後の母乳の出がよくなると昔から言い伝えられ、妊婦に適した食材の1つとして知られている。特に韓国では、家族らが妊婦を思いやって「鯉の煮汁」を妊婦に飲ませる風習もあり、家庭で調理するだけでなく鯉専門の飲食店も国内に数多くある。
栄養価が高い半面、高濃度の水銀含有も
鯉は非常に栄養価が高く、特に、オメガ3脂肪酸、ビタミンB、ビタミンD、ミネラル、脂肪分の少ないたんぱく質が豊富に含まれている。しかし一方で、より高い数値の水銀を体内に蓄積していることがある。
専門家の指導
Pregnancy Safety Informationは指導する。
妊娠期間中の水銀の摂取量は、1ヶ月当たり、わずか170gが妥当と言われている。高濃度の水銀の摂取は、母体や胎児にとっては有害で、特に胎児の神経系や脳の発達の成長を妨げる可能性がある。
妊娠された方は、主治医と相談しながら、日々バランスのとれた食事を心がけて欲しい。(編集部翻訳担当 渡邉充代)

Pregnancy Safety Infomation
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