若い世代を中心に流行が拡大
東京都の発表によると、都内の風しん患者が急増しており、注意を呼びかけています。
第27週(7月2日~7月8日)の報告数は39件で、先週の14件に比べて急増。流行の中心は、予防接種歴がない又は確認できない30代の男性で、10代、20代の報告数も増加している状態です。
(東京都ホームページより引用)
家族で未接種の人がいたらすぐに病院へ!
妊娠中に、風しんにかかってしまうと、白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性が高くなります。
そのため、家族の中で予防接種をしていない人がいるようなら、すぐに病院へ行ってもらいましょう。もし過去に接種しているかどうか分からない場合でも、再度接種しても問題がないことから、記憶が曖昧な場合は、とにかく受けておきましょう。また、過去に風しんにかかっていても、予防接種をすることは免疫力を高めるためにも有効となります。
妊婦の方は、予防接種を受けることができないため、人混みを避け、外出する際はマスクを忘れずに。そして、外出後は手洗いやうがいをしっかり行いましょう。
なお、これから妊娠を考えている方で、予防接種を受けていない方は、まずは受けることをおすすめします。そして予防接種後、2~3ヶ月は妊娠を避けることが必要となりますので、ご注意下さい。
平成24年第1週から第27週までの都内の風しん患者累計
【年齢層別】
10歳未満 4人、10~19歳 12人、20~29歳 29人、30~39歳 42人、40~49歳 20人、50歳以上 5人
【性別】
男性 91人(うち20~39歳が57人)、女性21人。
【予防接種歴】
接種歴なし 29人、1回 8人、2回 0人、不明 75人

東京都 都内における風しん患者の急増について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/ご参考 国立感染研究所感染症情報センター 風疹Q&A
http://idsc.nih.go.jp/disease/rubella/041119QA2.html