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体外受精の際の複数胚移植は、周産期死亡率を高めることが判明

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体外受精の際の複数胚移植は、周産期死亡率を高めることが判明

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1つか2つか、それが大きな差に
オーストラリアで行われた調査によって、体外受精の際に「単一胚移植」とするか「複数胚移植」とするかによって、周産期死亡率に大きな差が出るということが明らかになりました。MedIndiaが7月8日に報じました。

体外受精
周産期死亡率が53%も高い
この調査では、オーストラリアとニュージーランドの補助生殖医療データ(2004~2008年)を基に分析が行われました。

調査の対象となったのは、50,258件の出産です。いずれも体外受精によって妊娠したものであり、出産は妊娠20週以降で、かつ出生時の体重400グラム以上の場合のみが対象となりました。

今回の調査では、死産と新生児死亡(生後28日以内に死亡)の合計を「周産期死亡」としています。

研究チームが分析を行ったところ、全体での周産期死亡率は「出産1000件中16.2件」というものでした。しかし、体外受精の際に1つの胚のみを移植した場合の周産期死亡率が「出産1000件中13.2件」だったのに対し、2つの胚を移植した場合は「出産1000件中19.1件」と、単一の場合と比べて53%も高かったのです。

そして、この差は胚移植の方法が「新鮮胚移植」であるときに特に顕著に見られました。胚移植の方法には、採卵数日後に移植を行う「新鮮胚移植」と、一度凍結保存をしてから移植を行う「凍結融解胚移植」の2種類があります。

「新鮮胚移植」の方法をとった場合、2つの胚を移植した場合の周産期死亡率は、1つの胚のみを移植した場合と比べて74%も高かったのです。

また、死産の3分の1と新生児死亡の2分の1は「双子」が占めていました。双子は、単生児の場合と比べて周産期死亡率が2倍以上だったのです。

病院によっても異なるポリシー
今回の調査に携わった、ニューサウスウェールズ大学の教授であるElizabeth Sullivan氏は、次のように語っています。

複数胚移植は、多胎妊娠となる主な要因です。つまり、早産や低体重出産、その後の後遺症のリスクが高まるということです。


「単一胚移植」と「複数胚移植」に関しては、病院によってもそれぞれポリシーが異なるようです。どちらを選ぶにしても、しっかりと事前にメリットとデメリットを考慮しておきたいものですね。


外部リンク

Perinatal Mortality Lower in IVF Children Conceived Through Single Embryo Transfer
http://www.medindia.net/news


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