Eat for two -- even before there are two、妊娠前から?
妊娠生活は、自分ではコントロールできない要素もたくさん。けれども、効果があるのであれば、もちろん試してみたいですよね。
さて、一昔前は日本でも「妊娠中は二人分食べなさい」というのが、妊婦さんへの思いやりの言葉として定着していました。これは、妊娠中の体重管理などの重要性が理解されるにつれて、使われなくなってきましたが、今度はオランダ発
「妊娠前から二人分食べなさい(Eat for two -- even before there are two)」
という発言が出てきました。
これは、オランダで妊娠出産に関する学術誌に掲載された論文の紹介で、
Conceive onlineにて使われたフレーズ。オランダでよいとされている栄養バランスの食事をとり、妊娠を希望しているカップルのうち、199組の1周期目の体外受精または卵細胞質内精子注入法を行っている人を対象に調査しました。
予想に違わず、健康的な食生活を送っている女性は、不妊治療の結果妊娠する確率が高くなりました。
オランダ国内だけではなく、世界中であてはまると解釈
オランダで推奨される食生活は、例えばアメリカの農務省の食生活情報サイトchoosemyplate.govで推奨される食生活とも大きな差が無いため、この研究結果はオランダ国内に限らず、当てはまることだと解釈されています。
研究チームでは、この調査から、妊娠する前の食生活がその後の不妊治療の結果に影響を及ぼすとしており、このためにも妊娠していないときから、赤ちゃんのことを意識して健康的な食生活を送ることが大切だとしています。
もちろん、妊娠前から二人分、というのは量のことではありません。自分の体の中に、もう一人赤ちゃんが来ることを想定して、栄養バランスの整った食事をとることが日頃から大切ということですね。

Conceive Online ; Eat for two -- even before there are two
http://www.conceiveonline.com/articles/eat-two-even-there-are-twoChoose myPlate アメリカ、農務省
http://www.choosemyplate.gov/