紫外線が気になる季節になりました。
少しずつ日差しが強くなってきました。日焼け対策が必要な時期です。アメリカで妊活ヨガを教えている、ブレンダ・ストロングさんが、アメリカ不妊治療協会のブログに、妊娠を望む女性の健康と日焼け止めについての記事をアップしました。
ヨガのインストラクターという立場から、通常は、「口に入れられないものは肌につけないように」というポリシーを持っているブレンダさん。現在はナチュラルプロダクトのスキンケアや化粧品を使っている人が、日本でも増えてきて、ブレンダさんのスタンスに同意する人も多いことでしょう。
日焼け止めには心配要素も
日焼け止めの使用と、メラノーマという一種のがんの発病率には、関係があるのではないかとの声も上がっているそうで、日焼け止めの長期的な使用に関しての科学的な安全度の証明はまだ不十分とのことです。
また、日焼け止めを使っているという安心感から、思いがけず長時間日光にさらされても気にならない人も多く、根本的な意味での紫外線対策とは言いがたい部分もあるとのことです。
さらに、多くの日焼け止めに含まれているビタミンA(レチニルパルミテート)はがんの成長を早めるのではないかという調査も発表され、日焼け止めに関する安全を気にかける人が増えてきたのです。
また、日光にはビタミンDを作る大切な働きもあります。ビタミンDは、骨を丈夫に保ったり、免疫を強化する上で欠かせない栄養素です。
日焼け止めよりも衣服や帽子を使って
このような様々な理由からブレンダさんは、日焼け止めを塗ることよりも、まずは、衣服や帽子を上手に使って日焼け対策をしたり、外出時間を調節することの方が、健康には望ましいとしています。
どうしても日焼け止めを使いたい場合、パウダーやスプレーよりも、手にとってつけるローションタイプを選ぶ方が、うっかり吸い込んでしまったり口に入ってしまったりするリスクが低くなります。

American Fertility Association ; Summer Conundrum - Sun Screens and Fertility
http://www.theafa.org/blog/summer-conundrum-sun-screens-and-fertility/