Google+
妊活・卵活ニュース
 妊活・卵活ニュース

ホルモン補充療法における血中プロゲステロン値は卵子提供による妊娠・出生率に影響する

着床前診断
産み分け
カラダ
不妊治療
社会
書籍
その他
新着ニュース30件






























ホルモン補充療法における血中プロゲステロン値は卵子提供による妊娠・出生率に影響する

このエントリーをはてなブックマークに追加
卵子提供とホルモン補充療法における血中プロゲステロン値
1月7日、フランスの研究チームは、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、卵子提供による胚移植において、胚移植の実施前に行うホルモン補充療法における血中プロゲステロン値が低い場合、出生率は低くなると発表した。

卵子提供者である第三者の卵母細胞を用いて体外受精・胚移植を行う女性は、胚移植の準備としてホルモン補充療法を行う。ホルモン補充療法では、体外受精、顕微授精による胚移植後の妊娠維持のために、経口投与あるいは経膣投与にて黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充する。

血中プロゲステロン値
ホルモン補充療法におけるプロゲステロン経膣投与2日目の血中プロゲステロン値と卵子提供による妊娠・出生率の関連性
研究チームは、2008年から2016年の期間に卵子提供を受け、最低1回の胚移植を行った女性を対象に、卵子提供による胚移植にて、ホルモン補充療法におけるプロゲステロン経膣投与(ストラジオール膣内投与あるいは膣坐薬micronized vaginal progesterone600mg/day) 2日目の血中プロゲステロン値と妊娠・出生率の関連性を検証した。

被験者は、ホルモン補充療法における経膣投与2日目の血中プロゲステロン値を測定され、ホルモン補充療法の1年から3年後に卵子提供を受けた。被験者のうち32%は、ホルモン補充療法における経膣投与2日目の血中プロゲステロン値が低く、10 ng/mLであった。

1回目の卵子提供による胚移植成功率を経膣投与2日目の血中プロゲステロン値(10 ng/mL以下、10 ng/mL以上)にて比較したところ、血中プロゲステロン値10 ng/mL以下では、新鮮胚、凍結胚に関わらず、卵子提供による胚移植後の妊娠率および出生率が極めて低くなった。

研究チームは、第三者の卵子提供を受けて胚移植を行う数年前、ホルモン補充療法における血中プロゲステロン値が低い場合、妊娠・出生率は極めて低くなると結論付けている。それゆえ、黄体ホルモンを調節するうえで、ホルモン補充療法にて血中プロゲステロン値を管理することが不可欠であると考える。

(画像はSpringer Linkより)


外部リンク

Springer Link
https://link.springer.com/


Amazon.co.jp : 血中プロゲステロン値 に関連する商品
  • 妊娠中に嗅いだ匂いによって子供の肥満リスクは高まる(12月5日)
  • 無料妊活ウェビナー PCOSと妊娠 ~排卵・卵子の質・自然妊娠~(12月5日)
  • 妊娠中の甲状腺機能低下によって子供の自閉スペクトラム症リスクは増す(11月30日)
  • ファミワン 鳥取県県向けにプレコンセプションケア健診結果の冊子を作成(11月25日)
  • ケトジェニックダイエットでPCOSに伴う肥満リスクが改善する(11月25日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->
    記事検索
    妊活基本情報



    お問い合わせ