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胚の神経系が正常に発達するうえでビタミンEは不可欠である

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胚の神経系が正常に発達するうえでビタミンEは不可欠である

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妊娠適齢期の女性にとって大きな影響を与える研究
オレゴン州立大学の研究チームは、「Scientific Reports」にて、ゼブラフィッシュを用いた動物モデル実験を通じて、ビタミンE欠乏症のゼブラフィッシュの胚では脳神経系に異常が生じたと発表した。

これまで、先行研究では、ラットの動物モデル実験において、ビタミンEは卵子の受精に不可欠であり、出生率を向上させたと報告されていた。今回、胎児の神経系が正常に発達するうえでビタミンEは不可欠であり、ビタミンE欠如により、神経管欠損症・神経管奇形および脳の欠陥が生じることが判明した。

ビタミンE
ビタミンEが胚発達に対して与える影響
ゼブラフィッシュは小型の淡水種であり、受精後5日目から食餌を開始する。脊椎動物の発達および遺伝学を研究するうえで高く評価され、脊椎動物のモデル実験動物として用いられる。ゼブラフィッシュとヒトは、分子・遺伝子・細胞レベルで非常に類似しており、ゼブラフィッシュ胚は短期間にて成長を遂げ、受精後3日で孵化する。

研究チームは、ゼブラフィッシュを用いた動物モデル実験を行い、ビタミンEが欠如したゼブラフィッシュ胚では、脳に物理的な歪みが生じることを確認した。ビタミンEが欠如した場合、神経堤細胞に異常が生じ、胚形成の調節は利かなくなった。

ビタミンE欠如による神経管欠損は、葉酸欠如にて生じる神経管の欠陥に類似しており、ビタミンEには、神経堤細胞(脳を形成している細胞)の端を閉じる役割がある。健康な器官では、神経堤細胞が顔面骨・軟骨の形成、末梢神経系の構築を促し、幹細胞と同様、脳や脊髄にとって重要な細胞である。

実験において、ビタミンEが欠如したゼブラフィッシュ胚は24時間生存したが、その後、発達は止まり、死滅した。6時間は正常な発達をしていたが、12時間までに異常が検知され、24時間で劇的に変化した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Oregon State University
https://today.oregonstate.edu/

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