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不妊治療におけるプレドニゾロン投与効果は懐疑的である

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不妊治療におけるプレドニゾロン投与効果は懐疑的である

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反復着床不全に対するプレドニゾロン投与効果
中国の研究チームは、反復着床不全(RIF)の女性に対して合成副腎皮質ホルモン剤「プレドニゾロン」を投与することにより、体外受精における妊娠可能性および妊娠・出生率は改善するが、効果は懐疑的であると発表した。

プレドニゾロン
プレドニゾロン投与による妊娠・出生率改善効果
不妊治療において、良好な受精卵(胚)を4個以上かつ3回以上移植しても妊娠しない場合、反復着床不全と診断される。反復着床不全の女性は、体外受精(IVF)あるいは顕微授精(ICSI)、着床前胚異数性検査(PGT-A)後に凍結胚移植(FET)に移行する傾向にある。

これまで、先行研究にて、プレドニゾロン投与により、反復着床不全の女性における妊娠・出生率は改善すると報告されていたが、十分な証拠・根拠は示されていなかった。

今回、研究チームは、2018年11月から中国の医療機関3ヶ所にて、3回以上の胚移植を経て妊娠に至らなかった女性692人(38歳以下)を対象に多施設共同ランダム化(無作為化)二重盲検プラセボ対照試験を行い、プレドニゾロン投与による妊娠・出生率改善効果を検証した。

臨床試験を通して、1日あたりプレドニゾロン10 mgとアスピリン100mgを投与したグループは、投与しなかったグループと比べ、不妊治療結果に改善が認められた。

しかしながら、効果は懐疑的であり、2回以上の体外受精に失敗している場合には有益であった。一方、2回以上の顕微授精に失敗した女性は、プレドニゾロン投与によって妊娠・出生率は改善しなかった。

世界中の医療機関は、不妊治療にプレドニゾロンを併用する傾向にあり、研究チームは、プレドニゾロン投与による効果について早急に検証する必要があると強調する。

(画像はBMCより)


外部リンク

BMC
https://trialsjournal.biomedcentral.com/
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