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生殖補助医療では先天性心疾患リスクが高くなる

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生殖補助医療では先天性心疾患リスクが高くなる

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生殖補助医療で誕生した子供の長期予後
9月26日、ヨーテボリ大学など北欧の研究チームは、「European Heart Journal」にて、生殖補助医療で誕生した子供は先天性心疾患リスクが高くなると発表した。

ただし、これは生殖補助医療において多胎妊娠の確率が増えることに部分的に関係しており、絶対的リスク(先天性心疾患を発症する確率)は中程度であるという。

先天性心疾患
生殖補助医療と先天性心疾患における関係性
生殖補助医療による妊娠は、自然妊娠と比べて周産期の有害転帰のリスクが増すといわれる。

そこで今回、研究チームは、北欧の新生児7747637人(デンマーク1994~2014年生まれ、フィンランド1990~2014年生まれ、ノルウェー1984~2015年生まれ、スウェーデン1987~2015年生まれ)を対象に、生殖補助医療と先天性心疾患における関係性を検証した。

生殖補助医療と自然妊娠での有病率を比較したところ、生殖補助医療で誕生した子供は、自然妊娠で誕生した子供よりも僅かながら先天性心疾患リスクが高まると示された。なお、顕微授精、体外受精(新鮮胚移植、凍結融解胚移植)においてリスク差異は確認されなかった。

一方、生殖補助医療、自然妊娠ともに多胎妊娠での先天性心疾患リスクは単胎妊娠と比べて高くなった。

また、生殖補助医療技術で誕生した子供は、稀ではあるものの、重篤な疾患である冠状動脈性疾患の有病率が上昇した。しかしながら、絶対的リスクは中程度であり、生殖補助医療でより多くみられる多胎妊娠と部分的に関連しているという。

(画像はEuropean Heart Journalより)


外部リンク

European Heart Journal
https://academic.oup.com/



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