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慢性子宮内膜炎は妊娠初期の流産を引き起こしやすい

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慢性子宮内膜炎は妊娠初期の流産を引き起こしやすい

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女性不妊の要因の一つ
8月10日、ノースウェスタン大学(アメリカ)は、「Journal of Assisted Reproduction and Genetics」にて、慢性子宮内膜炎は妊娠初期に流産を経験した女性に多く認められるが、抗生物質の服用によって出生率は改善されると発表した。

慢性子宮内膜炎(CE)とは、軽度の炎症が持続的に子宮内膜に起こっている病態であり、妊娠初期に習慣性流産(RPL)や着床不全を引き起こす要因の一つといわれる。なお、流産を2回以上繰り返す場合を反復流産、流産を3回以上繰り返す場合を習慣性流産(RPL)と定義される。

慢性子宮内膜炎
慢性子宮内膜炎と抗生物質による治療効果
研究チームは、2014年から2020年の期間、慢性子宮内膜炎の治療中の女性を含む653人を対象に被験者から子宮内膜サンプルを採取し、後向きコホート研究(レトロスペクティブスタディ:疾病の要因と発症の関連を調べるための観察的研究の手法)を実施した。

慢性子宮内膜炎の有病率と習慣性流産(RPL)、着床不全、妊娠初期の流産との関連性を評価したところ、慢性子宮内膜炎によって妊娠初期の流産が生じやすいことが認められた。

また、慢性子宮内膜炎患者のうち91.9%が抗生物質による治療を受け、最も一般的な抗生剤は「ドキシサイクリン」(経口投与)であった。「ドキシサイクリン」による治療では、1サイクル目で68.5%、2サイクル目で88.3%に完治が確認された。

慢性子宮内膜炎の治療を受けた女性は、未治療の患者と比べて出生率は高まり、完治した女性と完治していない女性における出生率に大きな違いはなかったという。

(画像はJournal of Assisted Reproduction and Geneticsより)


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