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妊娠超初期のフタル酸ジイソノニル曝露は妊娠過程に悪影響を与える

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妊娠超初期のフタル酸ジイソノニル曝露は妊娠過程に悪影響を与える

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フタル酸ジイソノニル曝露による悪影響
8月30日、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のカール・R・ウーズ・ゲノム生物学研究所(アメリカ)は、プレリリースにて、妊娠超初期のフタル酸ジイソノニル(DINP)曝露は受精卵(胚)ならびに母体組織に悪影響を及ぼすと発表した。

妊娠超初期は、妊娠が成立するうえで重要な時期となる。この時期に胚が子宮内膜に着床することで妊娠が成立する。しかしながら、妊娠初期症状がない、あるいは妊娠初期症状が軽くて気付かない人が多い。

なお、研究論文は「Reproductive Toxicology」に掲載されている。

フタル酸
フタル酸ジイソノニルが女性の生殖機能・能力に与える影響
フタル酸ジイソノニルを含むフタル酸エステル種は可塑剤として、プラスチック製容器などのプラスチック製品、医療機器、パッケージ類、ファブリック用品や布製インテリア雑貨、玩具などに汎用されている。日常使用する様々な製品に広く使用されているが、女性の生殖機能・能力に対する影響は知られていない。

そこで今回、研究チームは妊娠超初期に焦点をあててフタル酸ジイソノニルが女性の生殖機能・能力に与える影響について検証した。

妊娠中のマウスを用いた動物モデル実験を行ったところ、妊娠超初期の母マウスがフタル酸ジイソノニルに晒されることにより、子マウスの大きさは平均と比べて小さく、在胎期間(妊娠期間)は短くなった。また、母マウスが出産した子マウスの数も減ったという。

研究チームは、妊娠超初期のフタル酸ジイソノニル曝露が胚ならびに母体組織に悪影響を及ぼすと結論付ける。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

I ILLINOIS IGB
https://www.igb.illinois.edu/


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