妊娠中の食生活による影響
5月13日、アメリカの研究チームは、「Nutrition and Health」にて、妊娠中の食生活と心血管代謝健康には関連性があると示した。
妊娠中に食物性食品を意識した食事を摂ることによって心血管代謝健康は改善し、心血管疾患ならびに代謝疾患リスクは低下するという。
植物性食品中心の食事と心血管代謝健康における関係性
心血管代謝健康において、植物性食品の摂取は重要である。植物性食品が豊富に含まれる食事への遵守は、心血管代謝健康に対して好ましい影響を与える。
そこで、研究チームは、「National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES)」(2005~2020年)を用いて妊婦580人を対象に、妊娠中における植物性食品が中心の食事による影響について検証した。
全体的な植物性食品指数(PDI)、健康的な植物性食品指数(hPDI)、植物性食品の総量、健康的な植物性食品の総量に基づき妊娠中の食事を評価したところ、植物性食品の摂取と心血管代謝健康において関連性が認められた。
植物性食品の食事質指数(植物性食品中心の食事の質を示す指数)が高いほど、HDLコレステロール(善玉コレステロール)濃度と正の相関、TG/HDL-C比(中性脂肪/HDLコレステロール比)と負の相関が示された。
食事指数の 1 ポイント上昇に伴い、HDLコレステロールは0.004 mg/dLから0.016mg/dL増加し、TG/HDL-C 比は0.018から0.031減少したという。
また、植物性食品の質を意識した食事は、空腹時の血中インスリン濃度、中性脂肪(TG)濃度、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)の低下と関連していた。
これより、妊娠中の食事において植物性食品の質を意識するほど、心血管代謝の健康状態はより良くなるといえる。
(画像はNutrition and Healthより)

Nutrition and Health
https://journals.sagepub.com/