プロゲステロンによる影響
3月1日、ザグレブ大学(クロアチア共和国)、ゼニカ大学(ボスニア・ヘルツェゴビナ)などの研究チームは、「Cureus Journal of Medical Science」にて、排卵後に分泌される女性ホルモン「プロゲステロン(P4)」が体外受精の結果に影響を与えると示した。
排卵後5日目のプロゲステロン値が425.7nmol/L以上である場合、妊娠が成立する可能性が増すという。
排卵後のプロゲステロンが体外受精の結果に対して与える影響
研究チームは、2015年1月1日から2017年12月31日の期間、体外受精患者400人を対象に前向きコホート研究を行い、排卵後のプロゲステロンが体外受精の結果に対して与える影響について検証した。
排卵後5日目のプロゲステロン値に基づき体外受精結果を評価したところ、排卵後5日目のプロゲステロン値が体外受精の成功を示す潜在的なマーカーとなると示された。
排卵後5日目のプロゲステロン値が425.7nmol/Lを超える場合、妊娠6週で胎嚢を確認できる確率が高くなったという。
あわせて、排卵前のプロゲステロン値が高い女性群(4.77 nmol/L以上)のうち、凍結保存・融解ならびに自然周期で胚盤胞移植を行った正常反応群では、排卵後のプロゲステロン値が高い女性の方が、低い女性より妊娠転帰が良好であった。
排卵前のプロゲステロン値が高い女性では、排卵後5日目のプロゲステロン値が384.6 nmol/Lを超えると、体外受精が成功する可能性が高い傾向があることが示された。
(画像はCureus Journal of Medical Scienceより)

Cureus
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