医師・保健師が治療法を紹介
神奈川県海老名市の保健相談センターが、2013年11月30日に市内在住・在勤者を対象とした講演会を開催する。「海老名レディースクリニック」の近藤芳仁院長と県健康増進課の保健師・重松美智子氏を講師に迎え、不妊症・不育症の治療法や相談事例などを紹介するという内容で、これらの症状への理解を広めることが目的となっている。
全国で30万組が治療中
「不妊症」とは「妊娠を希望している夫婦が2年以上妊娠しない状態」を指し、現在この状況に悩む夫婦は10組に1組、治療を受けている夫婦は全国で30万組にのぼるといわれている。妊娠はするが流産・死産を繰り返す状態を「不育症」といい、原因はさまざまだが治療することで80パーセント以上の人が子どもを持つことができるという。
不妊治療を応援する制度も
不妊治療は保険適用外となるため1回の治療費が平均40万円かかるといわれているが、神奈川県では1回の治療につき15万円を上限に助成を受けることができる「特定治療支援事業」を行っている。また大和市や厚木市などでは「県の助成に上乗せ」の形で不妊治療費用の一部を助成している。
海老名市保健相談センターでの講演会の開催時間は午前10時から正午まで。参加費は無料だが事前申し込みが必要(先着順・定員100名)

海老名市ホームページ
http://www.city.ebina.kanagawa.jp