妊娠は若いうちがいい、でも難しいのが実情
情報サイト「美レンジャー」によると、女性の自然妊娠が成功する確率は30才ごろから低下しはじめるため、「妊活をはじめるなら遅くとも30代前半までに」という医師の見解も(実際不妊の頻度は20代と40代では3倍近く違ってくる)。女性の生殖機能に限界があるのはわかっていても、結婚後も仕事を続ける女性が多い昨今、妊娠・出産を行うタイミングは大いに悩むところ。そんな悩みを持つ女性や不妊に悩む女性から最近注目をあびているのが、若いうちに卵子を凍結して保存するという「卵子凍結」だ。
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マイナス196度保存で劣化の心配なし
卵子を凍結保存し融解後に顕微授精する「卵子凍結」による赤ちゃんが初めて誕生したのは1986年。2013年にはガイドラインに「卵子の凍結・融解はもはや実験的レベルでないと考えてよい」とうたわれるに至った。受精率・妊娠率ともに凍結していない卵子との差はなく、また子どもの染色体異常・先天奇形・発達障害といったリスクの上昇もみられないという。ただ、卵子を若い頃のまま保てても母体が高齢だと妊娠高血圧症候群・胎盤早期剥離などのリスクが発生するため日本生殖医学会では44才ぐらいまでの胚移植を推奨している。
卵子凍結には排卵誘発費用・採卵費用・保管費用が必要となり、凍結した卵子で授精をする際には顕微授精と胚移植の費用が必要となってくる。医療法人オーク会(大阪府大阪市)の場合は前納金が19万円から35万円だという。

医療法人オーク会
http://www.oakclinic-group.com/