ビスフェノールAについての新しい調査結果
1月24日、ミシガン大学の研究チーム(the University of Michigan School of Public Health)がビスフェノールA(BPA)についての新しい調査結果を発表した。
ビスフェノールAを若い時に摂取したマウス(メス)の子供(メス)に、多動行動をする傾向が出たとのことである。
以前から、ビスフェノールAはエストロゲンや甲状腺ホルモン、神経、免疫系に影響すると言われていて、妊婦は特に摂取を控えた方が良いとされていた。
ビスフェノールAとは
ビスフェノールAは基本的に、樹脂の一種でプラスチックの原材料に使われるため、食事の容器などを通して摂取される可能性があると言われている。
日本では
欧米諸国や日本では、胎児や乳幼児への影響を懸念し、代替品の切り替えや、溶出試験規格を設け、BPAが溶け出さないよう製品改良を企業に進めるなどして、注意喚起と自主的な取り組みを促している。
日本の厚生労働省のホームページに、2008年から、ビスフェノールAに関するQ&Aが掲載されている。特に日常生活で、影響が出るほどBPAにさらされる機会は無いとされているが、念のため、知識として、今回の調査結果も含め、知っておいた方が良いだろう。

BPAを摂取したマウスの子供の行動について
http://www.ns.umich.eduビスフェノールAについてのQ&A
http://www.mhlw.go.jp