スペイン東南部地域に住む若者の精子の質が低下
1月18日、Science Dailyが、スペインのMurcia大学の調査に基づいた記事を掲載している。それによると、スペイン東南部地域に住む若者の精子の質が低下している疑いがあるとのことだ。
調査グループは、医療機関や研究機関などが、積極的に情報発信することが必要だと提唱している。情報や知識があれば、一般の人々の間で認知度が上がり、生活習慣の改善などに対する意識が高まるからだ。
調査は18才から23才の、スペイン東南部、MurciaとAlmeriaに住む青年男性に対して行われた。結果として、トータルの精子数が以前と比べると、38%にまで減少しているとのことである。
この調査結果は傾向を示しているに過ぎない。スペイン全土での精子の質の低下が証明されたわけではないし、精子の質の低下と男性不妊の高まりに因果関係があることも裏付けていない。
精子の質を高めるには
とても基本的な話だが、健康のためにダイエットをするなど、日常生活のちょっとしたことで精子の質の低下は食い止められるとのことである。
忙しく、仕事のストレスなどを抱えて、生活習慣が乱れがちな日本の青年男性も、少しだけ食生活を見直してみるなど、気軽に試してみる価値があるのではないだろうか。パートナーに協力してもらい、一緒に改善できたらベストである。

スペイン若者精子の質低下
http://www.sciencedaily.comスペイン南部地域大学生の精子数減少の可能性
http://onlinelibrary.wiley.com