男性不妊専門外来を来年1月からスタート
JISART(日本生殖補助医療標準化機関)の認定施設で、特定不妊治療費助成事業の指定医療機関でもある医療法人社団レディースクリニック京野 京野アートクリニック(宮城県仙台市)は、2013年1月から、男性不妊について詳しい国際医療福祉大学准教授の菅藤哲(かんとう さとる)医師による男性不妊専門外来を開始する。
菅藤医師は、日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本生殖医療専門医、医学博士。診療内容としては、精子の動きが少ない、勃起しない、射精しないなど、男性不妊に関するあらゆる相談を受け付ける。
男性不妊専門外来の診療スタートとなる2013年1月の予定は、1月5日(火)、19日(土)、2月2日(土)、9日(土)で、診療時間はいずれも午前9時から午後1時で、完全予約制。2月以降の予定は決まり次第、同クリニックのホームページで公表する。予約や不明な点は電話0227(22)8841で問い合わせのこと。
男性不妊治療専門の育成が課題
同クリニックでは、2007年4月から男性不妊外来を取り扱ってており、夫婦を同時に診察、診断、治療することができるほか、精液の中に全く精子がない無精子症の患者に対する先端治療のひとつとして顕微鏡下精巣内精子採取(MD-TESE)を積極的に行っている。
男性不妊治療専門医の数は、女性不妊治療専門医の数の10分の1程度しかいないと言われており、専門医を抱える医療機関も首都圏や政令指定都市など都会に集中しているのが現状だ。
地方都市に住んでいても、簡単に不妊治療が受けられるように国が中心となり、男性不妊治療専門医の数を増やすことを積極的に行ってもらいたい。

医療法人社団レディースクリニック京野 京野アートクリニック
http://www.ivf-kyono.or.jp/