自宅での出産は、病院での出産よりも失血死率が低い
12月1日付、米インターネットニュースサイト、MailOnlineによると、
自宅で出産をした女性は、病院で出産した女性と比べて、命にかかわる出血をする確率が低いことが、イギリスの研究者らの調査により判明した。
原因は過度な医療介入
英サウサンプトン大学の研究者らは、50万件をこえる出産に関する医療記録を分析。結果、自宅での出産を選んだ女性の方が、病院での出産を選んだ女性よりも、出産時の出血(PPH)による失血死の確率が低いことが判明した。
原因は、出産時の過度な医療介入とされている。
日本での産後異常出血
日本での出産時の異常出血は、産後の死亡原因の上位を占めており、母体死亡の30%にものぼるとされている。ほとんどは予見が難しく、発症すると母体の状態が急激に悪化する可能性がある。
選択肢と情報の提供が重要
一概に、自宅での出産が安心とは言えない。「出産は100%安全ではい」という前提があるからだ。例えば、病院なら、出産直後の新生児の救急医療体制が整っている。
研究員らは助言する。
重要なのは、妊婦さんらがより多くの選択肢をもち、正しい情報が与えられることだ。

MailOnline
http://www.dailymail.co.ukヘルスケア
http://health.goo.ne.jp/IRORIO
http://irorio.jp/sousuke/20121204/38387/