現代社会と不妊
今、日本の夫婦の約6組に1組が不妊を抱えているといわれている。そして、少子高齢化も大きな社会問題だ。
しかし、日々加熱する衆議院選挙のパフォーマンスを見ていても、誰がその問題を解決してくれるのか、全く検討もつかない。
そんな中、各企業が新たにユニークな福利厚生制度を取り入れ始めているという。社会保険や住宅補助を給与に上乗せして渡すことが一般的だが、どういった変化が起こっているのだろうか。
家族の絆を繋ぐ福利厚生
「妊娠中だから」「子どもが病気で」という理由で遅刻や早退、欠席をするのはよく聞く話。しかし、「不妊治療だから」という理由で定期的に休暇をとるのは非常に難しい。これは、実際に治療中の女性たちが抱える悩みの1つだ。
そういった状況下で、高島屋では「リザーブ休暇」をとることが可能になったという。これは、失効した有給休暇を積み立て、育児や不妊治療のための休暇に充てるというものだ。
その他にも、子どもの学校行事へ参加するための「スクールイベント休暇」なども導入。ワーク・ライフ・バランスの実現を目指している。
仕事と治療を両立から、精神的肉体的に追い詰められ、辞めざるを得なくなることも多い。これは企業側からしても損でしかないだろう。このような配慮が行き届いた企業が少しずつ増えていってくれるといい。

財経新聞
http://www.zaikei.co.jp/article/20121203/119275.html高島屋
http://www.takashimaya.co.jp/