フランス人の精子がヤバイ！？英医学誌

精液の中にいる精子の数や、その運動量などで精子の質は決まってくる。数ある不妊原因の、なんと約半数が男性不妊によるものといわれている。

2012年12月5日、イギリスの医学誌であるヒューマン・リプロダクションに掲載された研究結果によると、フランス人男性の生殖能力が低下しているという。

不妊治療を受けた女性のパートナーの男性2万6609人の精液のサンプルを17年間に亘り研究・調査した結果、受精するために重要な精子の濃度と、正常な精子の割合の両方の値が低下していることが明らかになったのだ。また、精子濃度は、調査期間中に約30％低下したという。

この研究結果は、フランスの公衆衛生監視研究所の ジョエル・ル・モアル氏を中心に執筆された。
今回の調査結果で、フランス人男性の精子の質が年々低下していることは分かった。しかし、その原因は一体何なのだろう。

実は、明確な理由はまだ解明されていない。しかしその1つとして、現代のライフスタイルが挙げられている。具体的に言うと、プラスチックや食品に含まれる化学物質が人のホルモンに影響を及ぼす環境ホルモンや体格指数、またストレスレベルの変化などだ。

ジョエル・ル・モアル氏は、と述べている。



ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MEJG3F6K50Y201.html