子どもの読解力が21%もダウン!妊娠中の喫煙
11月19日付、医療系情報サイトMedical Dailyにると、米エール大学の研究者らの調査により、
妊娠中にタバコを吸っていた母親から生まれた子どもの識字能力は、低いということが判明した。
ニコチンが及ぼす影響大
エール大学のJeffrey Gruen教授らは、約5,000人の子どもらを対象に、その子どもの母親らが妊娠中に、喫煙をしていた場合と、していなかった場合とで、いかに学力に差が出るかを調査。その子どもらが7歳と9歳になった時点の2回において、学力テストを行った。
結果、妊娠中に1日に1箱のペースで喫煙していた母親から生まれた子どもの学力テストの得点は、妊娠中に喫煙していなかった母親の子どもらの得点と比較して、
少なくとも21%低いことが判明した。
Jeffrey Gruen教授は、警鐘をする。
この数値をわずかの差だと思ってはいけない。大きな差だ。この時期は、人としての正確さや理解度をつちかう時期であり、他人から評価されて、自分でできるようになったといった成功体験を積み重ねていく時期でもある。その時期での差は大きい。
発達の遅れや気管支ぜんそくなどの問題をはらむ妊娠中の喫煙
識字能力の低下だけでなく、妊娠中の喫煙は、胎児の発達の遅れや、気管支ぜんそくの発症率が増加することも、近年、専門家らにより指摘されている。今、妊娠を考えている方、また妊娠されている方、今日からタバコはやめましょう。

Medical Daily
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