増える男性不妊
妊娠を望むカップルの15%は不妊を抱えているといわれている。「子どもの出来ない嫁は要らない!」と追い出されるなんて話もあったくらい、不妊と言えば女性に原因があると思われてきた。しかし実は、不妊カップルの約半数は、男性の側に原因があるという。
男性不妊の原因で最も多いのは精液所見の異常で、全体の90%に上る。そしてその原因となる病気で最も多いのが精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)だ。
そういった不妊の原因になる病気を、男性が自分でチェック出来る方法がある。これから子どもが欲しいと考えている方はもちろん、独身の方にも知っておいてほしい。
自分で出来る不妊チェック法とは
まず、暖かい部屋で立ち、自分の局部を観察すること。特に左側を念入りに見るのがコツだ。その時、静脈が怒張していると精索静脈瘤である可能性が高い。
また、睾丸を触診することも大切だ。小さくなってきていないか、左右で大きさが違わないかなどを確認。
更に、精液の観察。量が3ミリリットルほどで、白色、どろりとしている状態が正常だ。量が少なすぎたり、あまりにサラサラしていたりしたら、泌尿器科を受診する必要がある。
男女共に日々のストレスも不妊の原因になる。子どもが出来ないことをストレスに感じすぎていては更に出来づらくなり、悪循環だ。
あまり気にしすぎないよう、肩の力を抜いて子作りに励んでほしい。

zakzak
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/