個人に合わせた治療内容
「赤ちゃんが欲しいと思っているけど、なかなか授からない。不妊治療について考えてみようかな。」こんな方のために、不妊治療とはどんな治療を行うのかまとめてみました。
「不妊治療」と一口に言っても、治療内容は基礎体温の記録から体外受精までと幅広く、患者さんひとりひとりに合った治療が行われています。
(画像はイメージです。Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net )
最初は体の状態のチェックから
不妊の原因はカップルによって様々なものがあります。原因が女性にある場合もあれば、男性にある場合もあります。このため、病院では治療に入る前に、不妊の原因を調べる検査を行います。
この検査には、基礎体温の記録、内診や超音波検査、レントゲン検査、MRI検査などによる子宮や卵巣の観察、採血によるホルモン値の測定などがあります。男性側の検査では、精液検査が基本的に行われる検査になります。
一般不妊治療と高度不妊治療
一般不妊治療とは、カウンセリングや内診、服薬や注射による排卵の促進、性交のタイミングの指導、人工授精などを指します。これらの治療は保険診療の範囲内で行われることが多いようです。
一方、高度不妊治療とは、体外受精を指します。この治療には一連の流れで40~60万円ほどかかることが多いようですが、すべて自費診療となります。これについては自治体によって、費用の一部助成を受けることもできます。

NPO法人Fine「不妊について」
https://j-fine.jp/infertility/about.html