早産
早産は37週よりも前に出産してしまうことで,アメリカでは現代でも新生児の死亡率の大きな原因となっています。
(画像はイメージです)
早産の原因としてよく知られているのが、何らかの原因で子宮頸管が短くなることです。そこで2013年に「Obstetrics & Gynecology」に発表されたアメリカの研究では、子宮頸管の長さ,短くなっていく速度と早産の関係を調べたそうです。
子宮頸部の長さと早産
子宮頸管が短くなっている2584人の女性を調べたところ、子宮頸管の長さが短くなっていく速度と経膣出血経験を伴う早産を経験した女性(662人)には関係性は見られませんでしたが、出血経験を伴わない早産を経験した女性(1922人)には明らかな関係性が見られました。
結論として
出血経験を伴わない場合、子宮頸管の長さが短くなっていく速度が増えると急激に早産の可能性が高くなったものの、出血経験を伴う女性の場合は関与しなかったため、出血経験のある女性の場合、また違ったメカニズムで早産が起こる可能性があると、筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Rate of Change in Cervical Length in Women With Vaginal Bleeding During Pregnancy
http://journals.lww.com/