アンチミューラリアンホルモン
アンチミューラリアンホルモンは近年注目されているホルモンです。このホルモンは卵巣内の卵胞、つまり卵子の入っている袋から分泌されるため、卵胞の数がわかる、といわれています。
(画像はイメージです)
卵胞の数がわかることで、どのくらいの卵子が残存しているかもわかるそうで、卵巣年齢を評価することが出来るそうです。
アンチミューラリアンホルモンと卵巣年齢
そこで2014年に「European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biology」に発表されたイタリアの研究では、酷い子宮内膜症を持つ女性の、血液中のアンチミューラリアンホルモンのレベルを調べて、卵巣年齢を評価したそうです。
195人のイタリア人を調べた結果、酷い子宮内膜症を持つ女性は明らかにアンチミューラリアンホルモンのレベルが低かったそうです。
結論として
筆者らはアンチミューラリアンホルモンの計測による卵巣年齢の評価は、酷い子宮内膜症を持つ患者さんの経過観察に使えるのではないか、と結論づけています。
編集部 C-NZ

Evaluation of serum anti-Mullerian hormone levels to assess the ovarian reserve in women with severe endometriosis
http://www.sciencedirect.com/