不妊治療の先端技術を研究
2014年2月6日(木曜日)に、岡山市北区の「岡山大学生殖補助医療技術教育研究センター」の披露会および看板掲揚式が開催され、農学部と医学部の学生や教員計約20人が出席した。
(画像は公式サイトより)
生殖補助医療技術教育研究センター(以下ARTセンター)は、不妊治療の体外受精などを行う「胚培養士」の養成や生殖補助医療技術研究の研究を行う教育研究機関であり、不妊治療の拡大とともに高まるニーズに応える形で開設された。
現役胚培養士のサポートも充実
精子の生殖機能を判断する「精子運動性評価システム」や、モニターを見ながら精子と卵子を結合する「顕微授精システム」などの機材が導入されており、不妊治療の最先端技術の研究に取り組むとともに、国内でトップ級の医師や技術者による生殖医療の実演を含むセミナーも行われる。
また、学生を対象とした教育・養成だけでなく、現役胚培養士の技術・知識向上や、育休などで現場を離れていた人が復帰する際の再教育システムといったリカレント教育(生涯学習)プログラムの開発・実施に力を入れているのも特徴だ。リカレント教育に関しては東京・大阪などの大都市圏での開催も予定されているという。

岡山大学生殖補助医療技術教育研究センター
http://www.okayama-u.ac.jp