辛ーい筋肉注射に、新発売
不妊治療で、プロゲステロンの自己注射を行っている女性に朗報です。ケンブリッジコンサルタンツ(Cambridge Consultants)は、自己注射がより簡単に行われるようになるpiOnaが開発されました。IVF(体外受精)では、1サイクル70回の注射が必要になることもあるため、少しでも苦痛を和らげる取り組みが行われてきました。
画像;Cambridge Consultants
通常、プロゲステロンは内服の薬や、座薬などを使って体内に入れますが、こうした方法では効果が弱く、注射を行う必要があるひとがいます。
この場合、筋肉注射を行う必要があり、例えば糖尿病の患者さんが行うインスリンの皮下注射などよりも、ずっと太くて長い針を使わないといけません。針を刺す痛みだけでなく、薬を適当な温度に温めたりする点も、かなり面倒が伴います。
手間も痛みも軽減する嬉しい一品
piOnaを使えば、薬は自動的に適温に温められますし、注射部位にあてた後、少し押しつけるだけで、注射が完了します。痛みも軽減するし、注射した場所の腫れなども軽くなることも多いそうです。
開発元のケンブリッジコンサルタンツでは、この製品が不妊治療を受ける女性の精神負担を取り除ければと、抱負を語っています。

Cambridge Consultants ; Press release piOna
http://www.cambridgeconsultants.com/news/pr/release/109/en