運動する男性は、良質な精子をもち生殖能力が高い
10月31日付、米医療系情報サイトMedindiaによると、スペイン、コルドバ大学の研究員らの調査により、
日頃、習慣的に適度な運動をしている男性は、運動をしていない男性と比較して、ホルモン値が良くなり、結果、生殖機能の活発化につながることが判明した。
不妊問題と直結する精子の質の低下
ここ50年で、全体的に精子の質が低下してきている。その他の要因としては、化学物質との接触やアルコールの摂取、喫煙などが理由に上がる。精子の質における低下は、男性自身の健康上の問題だけでなく、不妊が増加している問題にも直結している。
精子の質の向上、カギは適度な運動
研究員らは、射精した時の精子量、精子数、運動量、精子形態といった精子の質の違いを比較。同時に、精子形成に重要な役割を担う卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体形成ホルモン(LH)、発毛、精子の発達、タンパク質の合成、闘争心などを促進・発達させるテストステロン(T)、ストレスにより発散され、免疫機能の低下や不妊に影響するコルチゾール(C)、増殖抑制率も比較した。結果、
日常的に適正な運動をしている男性は、運動をしていない男性よりも、ストレスにより発生するコルチゾールを除く全てのホルモンにおいて、数値が高かった。
適度な運動で、生殖能力を高めましょう。(渡邉充代)

Medindia
http://www.medindia.net