不妊に悩むイギリス人夫婦
避妊をせずに夫婦生活を営んでいても2年間妊娠しないと不妊といわれる。どうしても子どもが欲しい、でもなかなか妊娠しない、という夫婦は、世界中にたくさんいる。
元々生殖機能が万全ではない、病気のせい、年齢のせい、はたまた精神的なストレスのせい…その理由は様々だ。
イギリス人のリードさん夫妻は、共に30歳。揃って健康な身体であるが、不妊に悩んでいた。初めて不妊外来に行った時、夫であるスコット氏の病歴が指摘された。21歳の時にかかった「おたふくかぜ」が原因ではないかといわれたのだ。その後、スコット氏は、ポーツマスのクイーン・アレキサンダー病院の病理学・男性科学部門へ移った。
精子が炎上?
新たな病院で精子の顕微鏡検査をしたところ、医師が「あー、ダンナさんの精子、炎上しちゃってますね。」と言い出した。精子が炎上?全く状況が把握出来ない夫妻に医師は続けた。
「お仕事、シェフとかじゃないですか?そうじゃないなら、ノートパソコンを膝の上で長時間使っていませんか?」と。
ここでスコットさんははっと思い至った。彼は毎日数時間、膝の上でノートパソコンを使っていたのだ。その熱の為に精子がダメージを受けているのが、不妊の原因だった。
その後、スコット氏は膝の上でのパソコン使用を一切止めた。すると3ヵ月後、妻のローラさんは妊娠し、元気な女の子を出産したという。
知らず知らずに不妊の理由を作ってしまっていることは往々にしてあるようだ。もし今この文章を読んではっとした男性がいたら、パソコンを膝の上で使用するのは避けたほうが良いかもしれない。

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