分娩室に立ち会う夫
TVドラマで妻の出産時によく見られるシーン。薄明かりの中、夫が分娩室の外の長イスに座って、妻の出産の成功を祈っている。「 頼む、頑張ってくれ。」 ところが、今の時代は、夫も聖域に入り、歴史的一瞬に立ち会うことが主流になってきた。
株式会社ベネッセコーポレーションは「たまひよ」(妊娠・出産・育児ブランド)のwebアンケートにより今どきの妊娠、出産のトレンドの結果をピックアップし発表した。
それによると、陣痛時、分娩時の両方に立ち会いをする夫が65.6%もいたことが分かった。陣痛時、分娩時のどちらかに立ち会った男性を含めると全体の80%を超える。(対象:0ヶ月から1才5ヶ月の乳幼児を育てている女性501名)
日本で立ち会い出産が広まって、未だ15年あまりという。ひとりではなく、ふたりで出産を乗り越える夫婦の様子がうかがえる。といっても、血を見るのが苦手な夫の場合は、失神する可能性もあるので、パパパニックにならないように、夫の性格をじっくりつかんで対処しよう。
ひよこと共にママは実家に帰る?
離婚ではないが、ママは赤ちゃんが生まれたら、赤ちゃんを連れてママ方の実家に帰る人が多いらしい。月に1回から2回以上帰るママは全体の半数を超えた。( 対象:0ヶ月から1才4ヶ月の乳幼児を育てている女性298名)「実家に頼りすぎている」と思うママは39%に及んだ。
慣れない育児は、経験豊富な母の元へ帰った方が、いろいろ教わることもあるし、手伝ってももらえる。しかし、ママがいなくなると、夫は寂しく思ってしまう。頼りになるのは夫ではなく、母なのか。夫が自分がないがしろにされたとすねてしまわないように、配慮もしないといけないようだ。
『たまごクラブ11月号』では、夫立ち会いの他にもお産に関するデーターを、『ひよこクラブ11月号』では実家依存症にならないための特集を取り上げている。今の妊娠・出産トレンドに注目してみよう。

今どきの妊娠・出産・育児世代のトレンド
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/たまひよweb
http://women.benesse.ne.jp/tamahiyo/立ち会い出産基礎常識
http://www.premama.jp/tokushu/hospital/001/